ようこそ皆様!NAINNです!
忙しい一週間が終わって、やっと落ち着いて記事を書くことができるようになりました...しんどかった...
そしてこの一週間でいきなり冷えましたね...夜は布団が欠かせない...
そんななかで今回もまったりと進めていこうと思っております!
前回でも言った通り、今回からやっと本格的にレビューなどをしていくつもりです!!何にしようか迷ってる!!
(10分くらい悩んだ)
秋!!と言ったら皆さんは何を思い浮かべるでしょうか...?よく「○○の秋」って感じで表されてますよね。
でも正直、「○○」の中ってなんでも入るんじゃないかと。「植毛の秋」、「徹子の秋」、「借りぐらしの秋エッティ」...ほら、なにを入れてもそれっぽくなるでしょ?(強引)
そんなわけで今回は「読書の秋」というこt...え?「一番オーソドックスなやつ選んだなお前」って...?...細かいことは気にしちゃだめだ...
2年前に一世を風靡した『君の名は。』を皆さんはご覧になったでしょうか?瀧と三葉の恋物語なのですが、二人の間には時間的な距離がある...
そんな作品を世に生み出した新海誠さんですが、実は「君の名は。」以前にも素晴らしい恋物語を創り出してたんです!
それが今回紹介する『ほしのこえ』、新海誠さんの第1作目の作品です!
ここからは軽いネタバレが含まれます!
見たくない方はこちら!
この物語は主人公ノボル(寺尾昇)とヒロイン長峰美加子の何の変哲もない学校生活から始まります。ひとつ変わっていることがあるとしたら、上空を宇宙船が飛んでいること。この世界では科学技術が発展しているので、これは日常茶飯事だといっても過言ではないでしょう。
そんな平凡な日常を送る二人に、突如として別れが訪れます。国連宇宙軍の新鋭艦『コスモナート・リシテア号』のクルーとして長峰が選ばれてしまったのです。国からの指名なので拒否権など長峰にはありません。1年後に入隊すると聞いていたノボルですが、その翌週に送られる長峰からのメールは残酷にも二人に現実を叩きつけます。
『ノボルくんとちゃんとお別れをするつもりでいたんだけど、お迎えは何の前触れもなしにやってきたの。.........ミカコはいま、月のベースキャンプにいます。』
最後に会った日の夜に、突然出発することになったのです。ノボルとちゃんとお別れをすることもできずに。
しかし、何光年レベルで離ればなれにはなってしまいましたが、二人を繋ぐ一縷の希望はあります。それは「メール」。肉声でもなく、手書きでもありませんが、離れている二人を身近に感じることのできる唯一のツールです。ミカコは、クルーとしての訓練の合間合間にノボルへのメールを送り続けました。
そしてミカコは月から火星へ、火星から木星の衛星イオへ...と、様々な天体を転々としていきます。これが意味すること...それは言うまでもなくノボルとの距離です。『君の名は。』が二人の時間的距離を訴えているなら、『ほしのこえ』が訴えているのは二人の物理的距離でしょう。
離れていく長峰の送るメールが届く時間も、距離とともに長くなっていきます。はじめは一日程度の遅れだったはずが、離れていくにつれ一週間、一か月...次第にラグが大きくなっていく。現在抱いている思いが伝えられなくなっていく。同じ時間軸にいるのに、ノボルが受け取るのはどれもセピア色の文字列。いわば宇宙空間を漂うタイムカプセル。
「一年ちょっとで帰ってくる予定だから。」そう教えてくれたにもかかわらず、長峰は未だ宇宙空間の中。
帰ってこない長峰を待つノボル。ノボルに会いたいと宇宙船の中で願い続ける長峰。二人の気持ちは変わってしまうのか?二人はどんな運命を歩んでいくのか?
遠い遠い二人の間を繋ぐ唯一無二の存在「メール」が織りなす二人の物語を是非、皆さんに読んでいただければな、と思います。
とこんな感じで、気合が入っちゃってつい長くなってしまいましたw
そしてネタバレもここまで!
ちなみに原作は新海誠さんが一人で作り上げた25分の短編アニメーションです!
気になった方は是非買って読んでみてくださいな!!
前回のクイズの答え!
- 黄昏る・・・日が暮れて薄暗くなる 「物思いにふける」というのは誤用!
- 独壇場・・・本来は「独擅場(どくせんじょう)」 テレビキャスターが「どくだんじょう」と発言したのが誤用の始まりだと言われています
いかがでしたでしょうか?ちなみに「姑息」も誤用が多い熟語ですが(「ずるい」ではなく「その場しのぎ」が正しい)、この文章では正しく使われています!
今回は「光年」というワードが出たので、距離に関したクイズを!
次の距離をキロメートルに換算するといくつになるでしょう?
答えはいつも通り次回の記事で!
以上!今回は「はしのこえ」の紹介でした!また遊びに来てくださいね!では!